尿失禁の症状を分類してみましょう。
自分の悩みを正しく理解することで、適切な治療やトレーニングをすることができます。
病院に行かず一人で悩みを抱えている人は時には的外れな対策を続けている場合があるのです。
排尿機能の障害で分類すると、尿意を我慢できずに尿失禁となってしまう場合と尿を出し切れずに尿失禁となる場合があります。
膀胱が勝手に収縮することで強い尿意を感じてしまいます。
これを過活動膀胱と呼びます。
それから膀胱が収縮しないと尿を抑えることができずに尿失禁になります。
原因からの分類としては腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁の3タイプです。
腹圧性尿失禁では筋肉が弱くなったために起こりますから、筋肉を鍛えることで症状が改善します。
重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたりした時に尿漏れを起こす場合は腹圧性尿失禁です。
強い尿意を感じて我慢できずに漏れてしまう場合が切迫性尿失禁です。
尿意を感じてもしばらく我慢するトレーニングを続けることで症状が改善します。
薬による対処も行われることが多いでしょう。
病気として排尿障害がある場合の尿失禁は溢流性尿失禁です。
この他に高齢化による運動障害や認知症によってトイレに行くことができない場合もあります。
この場合には対策は難しいですが、悩みが深刻になることは少ないでしょう。
いずれにしても自分の症状がどのような尿失禁なのかを明確にして、それに対する適切な対処をすることが重要です。
泌尿器科で診察してもらうといいでしょう。
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